長持ちをすること

美しく長持ちをする家づくりをめざして

1999年ECOカタログより

完成した瞬間が一番美しい家。
つまり、完成後は年々古さが目立っていくばかり。
そんな家は造らないと決意しています。
たとえ傷がつきやすく、たとえ変形しやすくとも、自然素材をたくさん使った住まい造りを私たちは目指しています。
過去、私たちも完成した瞬間が一番美しい住まいを造っていた事を、今反省しています。
傷がつきやすいからと、表面の固いフローリングを床に使い、仕上がりがきれいで、且つヒビが入らないからと外壁にサイディングを張るなど、取り替える事も難しく、またメンテナンスの不可能な商品たくさんを使ってきました。
お引渡しの瞬間の美しさばかりに気をとられ、将来、時と共に美しくなる家造りを忘れていました。
私は古い旅館も大好きで、時々栃木県にある築300 年の温泉宿に出向きます。そこではため息のでるような深い安堵感に包まれ、とても落ち着くことができます。
年月が経たなければ醸し出せない、深い味わいのある構造やその素材に、アンティークな美しさをも感じてしまいます。
メンテナンスされながら、住むほどに美しくなる家。
経年美を味わうことのできる家造りこそが、美しく長持ちをする家であると考えています。